4度目の受験
3度目の電検三種受験で運よく「電力」、「機械」、「法規」の3科目に合格したので、半年後の令和6年3月に「理論」を合格できるように、勉強を継続しました。
残りが「理論」1科目で、「電力」、「機械」、「法規」の3科目の試験免除があと2年残っているとはいえ、2度目の受験での失敗を繰り返すことが無いように、合格まで油断をせずに全力で取り組もうと心に決めました。
2度目の受験での失敗談はこちら
理論の勉強方法を見直す
現状の実力の把握
前回の「理論」の結果は40点であり、まぐれで正解している問題が3問くらいあったので、実際には3割も解けなかったことになります。
「理論」の基本を理解しないまま、やみくもに過去問をやっても点数が伸びないことを感じました。
そこで、「理論」の勉強方法を見直すため、インターネットでいろいろと調べました。
高校物理だったのか
「理論」はクーロンの法則や電磁気など、目には見えない分野が多くて苦手でしたが、そもそも「一体これは何という分野の学問なのか」を調べました。
すると、驚いたことに高校物理の内容だったのです。(高校時代に真面目に勉強してきた方々は、そんなの当たり前だと言うはずですが・・・)
私は高校時代は全く勉強していなかったので、「先生が黒板にいろいろな絵を書いて、何かやってたなー」という程度でした。
そういえば、高校時代の電磁気あたりの授業の時、勉強に行き詰まった女子数人が「放課後に物理の先生のところに聞きに行こう」という会話をしていたのを思い出し、このことだったのかと思いました。
大学受験のためとはいえ、電気に関する職業に就く予定がない女子(差別的な意味ではない)ですら必死に学ぼうとしていたのに、電気の専門として仕事をしている自分がやらなくてどうするのかとの思いが湧き、50過ぎたおっさんでしたが17歳の内容を学び直しました。
河合塾の「物理のエッセンス 熱・電磁気・原子」というテキストが解りやすいとネット上で評判だったので、早速購入しました。
電検三種で必要な内容は、このテキスト全体の半分くらいでしたが、大変解りやすく理解が深まりました。
私が購入したテキストは写真の青い表紙のものでしたが、その後に改定版が出たようです。
「なるほど理論」との出会い
時同じくして、「理論」のテキストはオーム社の「なるほど理論」が解りやすいことを人から聞き、早速購入しました。
題名の通り「なるほど」と何度も言ってしまうほど解りやすく、理解を深める上でとても役に立ちました。
解けない問題をどうしたか
3度目の電検三種の受験勉強の時に、過去問の解らない問題は付箋を付けて、あとでもう一度解くことにしていました。
その方法で「電力」、「機械」、「法規」については、再度問題を見直すと解けることがありましたが、「理論」についてはほとんどの問題に付箋が付くだけで、一向に解けるようになりませんでした。
そこで、問題を見る → 解けない → 解き方を見ると同時に、前述のテキスト「物理のエッセンス 熱・電磁気・原子」と「なるほど理論」を読む → 改めて解き方やテキストを見ながら自分で解いてみる を繰り返していくと、少しづつ解ける問題が増えていきました。
4度目の受験を終えて
4度目の受験は「理論」のみのため、試験は11時前に終わりました。
試験終了後に試験会場の大学の中庭で問題を見直し、「自信あり」「合っている可能性が半分」「自信なし」に分類しました。
「合っている可能性が半分」「自信なし」が高確率で合っていないと合格点に届かないと推定され、どうなるかと思いました。