電検三種を再び受験へ
電検三種を1度目・2度目に受験した時の職場から転職し、次の職場には電検三種を目指している先輩がいましたが、生半可な気持では合格できないことを知っていたので、その時は電検三種を受験する気持ちにはなりませんでした。
しかし数年後に会社の勧めで、私に電検三種を受験して欲しいという話が上がりました。
考えてみれば、前職のように残業や夜勤が多いわけではなく、子供も大きくなり、以前に住んでいた借家に比べれば家も少しは広くなったので勉強時間や勉強場所を確保しやすく、何よりも会社の後押しがあることは精神的なメリットとしては大きいため、「再び挑戦してみよう」という気持ちになりました。
3度目の受験
そして、令和5年(2023年)8月に、3度目の受験をすることに決め、受験の申し込みをしました。
前回(平成21年、2度目の受験)から14年経っており、かつては年に1回の電検三種の試験が年に2回に増えていました。
また、CBT試験という新たな試験方法が採用されていましたが、昭和生まれのおっさんとしては紙に書いて考えないと頭に入って来ないので、従来と同じ筆記式の試験を選択しました。
14年前に一度勉強したとはいえ、過去に勉強したことをほとんど忘れていたので、また一から勉強することにしました。
勉強を始めて気が付いたのですが、すでに50代に突入していた私は14年前に比べて記憶力や計算力が著しく落ちており、これはまずいと思いました。
3度目の勉強方法
テキストを購入するも行き詰る
3度目の受験を決意してから、まずはテキストを購入しました。
オーム社の「完全マスター」シリーズを4科目揃え、読み始めました。
このテキストは細かいところまで解説していて、確かに素晴らしい内容でした。
しかし、私にとっては内容が難しくて理解できず、すぐに勉強に行き詰まりを感じました。
勉強方法を検索
インターネットで電検三種の勉強方法を検索したところ、現代はYoutube動画を主の教材として、過去問を解くアウトプット中心の勉強を行い、つまづいたらテキストに戻ればよいことがわかり、かつての紙媒体一辺倒の勉強方法から時代の変化を感じました。
新たな勉強方法に変更
それからは、テキストを一旦傍らに置き、通勤時間にYoutubeで授業の動画を流し、車通勤のため運転中は映像は見れないので、音声を聞き流しました。
これだけでも、かなりの知識が得られました。
視聴した主なYoutube動画
視聴した主なYoutube動画は、下記の通りです。
- 日本エネルギー管理センター 様
- Aki学長 様
- 電検合格 様
また、勉強のモチベーションの維持のため、合格体験談の動画を時々見ました。
使用した過去問題集
過去問題集は、電気書院の10年分の問題集が辞典のように一冊になっていて、1科目ずつ分冊できるものを購入しました。
購入してすぐに1科目ずつ分冊し、分冊したものにしおりの紐を買って取付けました。
過去問は10年分を2回以上解く予定でしたが、結局は1回目の途中で終わり、理論5年分、電力7年分、機械7年分、法規8年分しかできませんでした。
3度目の結果~運による底上げもあり
3度目の結果は、「理論」40点、「電力」60点、「機械」60点、「法規」75点でした。
ギリギリの60点で合格した「電力」、「機械」は「運による底上げ」があってこその合格でしたが、何とか3科目に合格できました。
理論 | 電力 | 機械 | 法規 |
40点 | 60点 | 60点 | 75点 |
不合格 | 合格 | 合格 | 合格 |
試験が年に2度になったこともあり、 あと5回の試験で残りの理論を受かればよく、今度こそは油断をしないで合格を勝ち取ろうと思いました。