第一種電気工事士の学科試験が一つの目安
電験三種は、勉強すれば私のような凡人でも合格できますが、かといって誰でも合格できるかと言われれば、そうではありません。
誰でも合格できる簡単な試験ならば、もっと高い合格率になることでしょう。
数年間の勉強で合格できれば良いですが、中には十年以上受験し続けても合格が見えない人もいます。
ある電験の先生が第一種電気工事士の学科試験を理解できなければ、それよりも数段難しい電験三種に合格するのは無理だと言っていますが、私も自身の経験からその通りだと思います。
インターネット上で無料で過去問が手に入るので、第一種電気工事士の学科試験問題を見て、難しくて理解できそうにないと感じたならば、電験三種に合格できる可能性は低いと言わざるを得ません。
今まで電気の勉強をしたことがなく、第一種電気工事士の学科試験問題が難しいと感じる人は、まずは第二種電気工事士、次に第一種電気工事士とステップを踏んでから電検三種に挑戦した方が、遠回りのようでかえって近道になると思います。
ただし、電気工事士と電検の試験内容の大きな違いとして、電気工事士は「実技試験」があります。
電検三種(電検一種・電検二種も)は学科試験のみのため、電気工事士の「実技試験」が難しいと感じても、そこは気にしなくても大丈夫です。
チャレンジあるのみ
上記と矛盾しているようですが、私の基本的な考え方としては、自分が挑戦したいと思えば他の誰が反対しようとも挑戦するべきだと思います。
人が年老いて亡くなる前に後悔することとして、チャレンジをして失敗したことよりも、勇気が無くてチャレンジしなかったことへの後悔の方が大きいと言います。
貴方がもし「電検三種に挑戦したい」という強い思いがあるならば、全力でぶつかれば良いと思います。
もし受からなかったとしても、たかだか受験料とテキスト代その他で数万円程度の出費です。
多額の借金を背負うわけでもなければ、誰に迷惑をかける訳でもありません。
厳しい言い方かもしれませんが、そのくらいのリスクを許容できないようならば何もできません。
前述の「2度目の電検三種受験」で述べましたが、私は「行政書士試験」を1度受験し、惨敗した過去があります。
1度受験したゆえに「自分には向いていない分野である」ことが判り、納得して諦めました。
今は「行政書士」については全く未練はないですし、再度受験しようと思ったこともありません。
チャレンジしてもできなかったならば、納得して諦めればいいだけのことです。